スポーツにかける青春哲学・五十四(その二)

 

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カ ヌ ー   
   

駿河台大学・三年     

カヌー部・主将    

荒巻 雄一郎 さん

 

 一八六六年にイギリスのテームズ川で初のレースが行われ、一九三六年の第十一回ベルリン大会からオリンピックの正式種目となったカヌー。今回特別に、ロゴスドン・第六十二号で紹介した野々宮賢治(C-1)さんの一年後輩となる、駿河台大学カヌー部・主将の荒巻雄一郎(K-1)さんに、当ホームページにご登場いただいた。(2005年6月1日/ロゴスドン編集部)

・・・きっかけ・・・
 父親が同じ種目をやっていたことがきっかけです。実家は九州の熊本県人吉市で、球磨川のすぐ近くだったんです。そこではレーシング競技の方が盛んで、そちらの方は小さい頃から、けっこう遊び感覚で練習に通っていたんです。中一の頃に、一年間、かなり真剣に、高校生と同じメニューをやっていた時期があって、その結果、学校のクラブとはまったく別のものをやっているわけで、学校の友達とかの輪が広まらないという感じだったので、二年生からはサッカー部に入って、高校一年の夏前までやっていました。高校には、いろんな所から生徒が集まってくるので、もっとやる気があるサッカー部なのかなと思っていたら、そうじゃなくて、やる気が感じられなかったんです。それでもっと目立つ競技がしたいと思って探した結果、カヌーにもう一度チャレンジしてみようと思いまして、高一の夏くらいから再始動しました。
・・・主な成績・・・
 高校ではスラロームのジュニア選手権(K-1)で六位。それと、ジュニアではワイルド競技というのがあったんですけど、それでは二位でした。大学に入ってからは、一年生の時に国体で八位入賞しました。
・・・一番感動したこと・・・
 一年生の時に、国体で入賞できた時は嬉しかったです。それまでに、筋トレをしたり、池で練習して呼吸しづらくなるくらいまで脈が上がったりしたこともあったりして、そんなことを経ての国体入賞でしたので、本当に嬉しかったです。練習は、学校の授業が終わった四時三十分か五時くらいから始まって、七時三十分から八時くらいまでは池で練習して、後は補強で筋トレにトレーシング・センターに行ったりして鍛えたりしています。週末には川に行って、流れのある所で練習しています。
・・・これが辛い・・・
 池の方の練習で、練習が終わるとホッとするんですけど、やっている最中は本当に苦しくて辛いです。肉体的にも、腕がパンパンに張ってしまいますから。持久と瞬発の中間の競技で、トラック競技だと中距離走みたいなもので、一番苦しい競技だと思います。練習メニューとかで、体が疲れていたりすると、もう休みたいと思うんですけど、そこで練習しなかったために負けてしまったら悔しいので、頭を切り替えてやっています。他の学生といっしょに遊びたいとか、いろいろ誘惑はあるんですけど、そんな誘惑との戦いみたいなものもあります。
・・・大学でスポーツをする意義・・・
 大学は環境的にすごく恵まれていますし、まだ全部活かし切れていないものがあって、自分のためになるやり方で、これからもっと練習していきたいなと思っています。社会人になって仕事をしながら、こんな恵まれた環境を探してもないと思います。自分で探しながらカヌーをやるといったことになると思いますし、今のようにチームでやることもないと思うので、毎日ベストの状態をつくることのできる環境が大学には整っていることです。
・・・カヌーの魅力・・・
 学校にいると授業などで疲れて、ストレスとか溜まってしまうこともあるんですが、競技は辛い面はあるんですけど、けっこうストレス発散になっています。特に、すごい波の所でカヌーの練習をするのは気持ちいいです。