『音楽学研究室の放課後 

—10年間の暴走日記―』

 

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『音楽学研究室の放課後 
—10年間の暴走日記―』
(高松晃子 著)
定価=2,090円(税込)
2010年6月11日発行
A5判 143頁
ISBN978-4-902462-11-1

(内容)
本書は、1999年から2009年にわたって、哲学雑誌『ロゴスドン』に連載された「音楽哲学」47本をまとめたものである。ふだん何気なく見過ごしてしまうようなことを、敢えて問い直すこの作業、あちらこちらでホンネが顔を出す。勘違いと思い込みが暴走し、読者も歩行者も目に入っていない事故多発地帯多数。しかも、初期の頃の文章の中には今では考えが変わっているものもあって、できれば封印したい気持ちもある。これらの文章の大部分は、大学の授業が終わってから自分の研究室でボーっとしている間に、また、学生との何気ない会話をヒントに生まれたものである。
(「あとがき」より)

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(目次)
「ずれ」の美学/静寂を聴く/進まない時間/罪作りな音楽/音楽も世紀末/4拍子脱出大作戦/絶対音感の落とし穴/ロンドンの地下鉄/シグナルとしての音楽/絵になる楽譜/モーツァルトは何かがちがう/フィールドワーカーの悩み/スズメとトビウオ/伝統の変容あるいは平均律とマングース/ケルト音楽はいにしえの薫り/ 子守歌は応援歌/子守歌その後/音楽の色と形/短調を救え!/まちの手作り音楽祭/我が懐かしの80年代/ 「聴音」と「採譜」の似て非なる関係/バラッドー英国式語りの方法/ウクレレ生活始まる/左手人差し指のふるまい方/癒されるだけでは考えられない/音楽の作法/レッスン用語いろいろ/「伝統ですから」/ユニゾンの快楽/教えないということ/音のあいだの決まりごと/ヨナ抜きとピョンコ節/人生のおわりに聞いていたい音楽/箏を奏でる身体と衣装の話/教科書の中のモーツァルト/グローバルに維持されるローカルな伝統/サワリ生活者たち/モノ書く演奏家/ヴィブラートの誘惑/オタク万歳/ショパンと冷たい鼻先/古典になったビートルズ/分ける音楽・分けない音楽/楽譜の見え方、聞こえ方/パフォーマンスは顔が命?/バロック音楽における「ケルト」的側面について/あとがき


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